再発の症状と治療
NMOSDでは再発を防ぐことは重要なので、定期的に受診することが大切です。
定期診療の重要性
NMOSDは進⾏性の経過をとることは稀で、障害は個々の再発により起こります。障害部位として頻度が⾼いのは視神経と脊髄ですが、視神経に障害が起こると失明に至ることもあります。脊髄炎では完全対⿇痺や⾼度の感覚障害、膀胱直腸障害が起こることが多いです。
MSキャビン. 視神経脊髄炎完全ブック第2版. MSキャビン. 2024. p.21-37

再発が疑われるとき
NMOSDの再発は「新しい症状が出るか、あるいはもともとあった症状が悪化して24時間以上続き、発熱や感染がなく、NMOSDに典型的な診察所見がある状態」とされています。再発の症状や程度は⼈によって異なるので、再発が疑われるときや症状が強く特徴的なときは、すぐに主治医に連絡しましょう。
MSキャビン. 視神経脊髄炎完全ブック第2版. MSキャビン. 2024. p.168
定期的に受診することが⼤切
受診頻度は、病状や使⽤している薬などで違ってきます。多くの患者さんは1〜2ヵ⽉に1回程度の頻度で受診しています。問題になる症状や再発がなくても、最低でも3ヵ⽉に1回程度は受診しましょう。病状が落ち着いている現状を主治医と共有するため、また、最新の情報が得られるかもしれません。
MSキャビン. 視神経脊髄炎完全ブック第2版. MSキャビン. 2024. p. 164-167