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NMOSDの経過

NMOSDは、再発を繰り返しますが、進行しないといわれています。1)

NMOSDは再発を繰り返すのが特徴で、再発のたびに障害が増えてしまう可能性があります。再発の程度も大きく、中には1回の再発で失明したり歩けなくなったりすることがあります。
そのためNMOSDでは、診断されたらすぐに再発予防治療を始めます。しかし、治療を始めたら再発しないでいられるか、それでも再発してしまうのか、その程度はどれくらいかなど、経過は予測できません。

「進行」とは再発することなく病気が徐々に悪くなっていく状態ですが、NMOSDは進⾏しないといわれています。最近では、健常人より早く脳萎縮が進むという報告もあり、今後の研究の進歩が待たれます。

  1. 1)MSキャビン. 視神経脊髄炎完全ブック第2版. MSキャビン. 2024. p. 63-67
  2. 2)Kawachi I, et al.: J Neurol Neurosurg Psychiatry 2017; 88: 137-45.より改変
  3. 3)⽇本神経学会. 多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017. p.109-110

NMOSDと診断されたら

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