どんな症状があらわれますか?

NMOSDの症状は、どこに病変ができるかによって千差万別です。

視神経が障害されると、視⼒が低下したり、視野が⽋けたりします。この症状が出る前や出ている最中に⽬を動かすと⽬の奥に痛みを感じることがあります。

脊髄が障害されると、胸や腹の帯状のしびれ、ピリピリした痛み、⼿⾜のしびれや運動⿇痺、尿失禁、排尿・排便障害などが起こります。脊髄障害の回復期に⼿や⾜が急にジーンとして突っ張ることがあります。これは有痛性強直性けいれんといい、てんかんとは違います。

脳幹部が障害されると、⽬を動かす神経が⿇痺してものが⼆重に⾒えたり(複視)、⽬が揺れたり(眼振)、顔の感覚や運動が⿇痺したり、ものが飲み込みにくくなったり、しゃべりにくくなったりすることがあります。

⼩脳が障害されると、まっすぐ歩けなくなり、ちょうどお酒に酔った様な歩き⽅になったり、⼿がふるえたりすることがあります。

⼤脳の病変では、⼿⾜の感覚障害や運動障害の他、 認知機能にも影響を与えることがあります。ただし、脊髄や視神経に⽐べると脳は⼤きいので、病変があっても何も症状を呈さないこともあります。

NMOSDでは、しゃっくり、嘔吐、傾眠などが出現することもあります。

難病情報センターホームページ(2021年6月現在)から引用
難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/3806


NMOSDの主な症状

NMOSDの主な症状

上へ戻る