NMOSDとは?

視神経脊髄炎スペクトラム障害(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders: NMOSD)は、抗アクアポリン4(AQP4)抗体などの自己抗体によって、主に視神経、脊髄および脳が障害される病気と考えられています。

NMOSDは、自分の正常な細胞を間違って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つで、再発を繰り返し、主に視神経、脊髄および脳など中枢神経系が障害されます。

目の痛みや視力低下、重度の筋力低下、麻痺、しびれ、腸や膀胱の機能低下および呼吸不全を引き起こすとされています。

NMOSDの日本での有病率は10万人あたり3.42人です。抗AQP4抗体陽性患者さんの約9割が女性であり1)、発症時の平均年齢は43歳といわれています2)

  1. 1)日本神経学会. 多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017. p.6-7, 22-23
  2. 2)Miyamoto K, et al.: J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2018; 89: 667-8.
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